歯科用照明LEDライトを使う場合の注意点

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実は歯科手術用LEDライト!何でも良いわけでは無いのです。
今回は少しこだわった内容なので、あまり興味の無い方はスルーしてくださいね。

今までのLEDライトって※演出評価値(Ra)が低すぎるんですよね。
白いライトを付けても、緑色に見えたりするのです。
「演出評価値ってなに?」
と言われる方もおられると思います。

実は照明器具には全て「Ra」と言われる物を測っているのです。
簡単に言うと、どれだけ正確に色を表現するか?と言う事です。

LEDが出だした頃、この評価値が低い物ばかりで大変でした。
なので色々なテクニックを使い、表現力を上げてたのです。

でも、今は値段さえ大丈夫であればこの演出評価値が高い物が手に入るようになっています。
蛍光灯を凌ぐ演出評価値の物まで出ているのでビックリです。

演出評価値について
panasonic.biz(外部サイト)

これをみると、Ra40とかだと本当に緑色になるんです(笑)

なのでなるべくRaが高い物を選ぶようにする事で、正確なシェードも見ることが出来る。

ふと、こういう記事を見つけた。
5800Kのらく見えモード採用の照明。
全灯時のLEDの光に不足していた青緑色の成分を補うことで、より太陽光に近い自然な光の波長特性を実現している
kaden.watch.impress.co.jp(外部サイト)

これはウソだと思います。

通常、LEDの場合「紫系」が不足する。
多分この照明は「明るさとコントラスト」を追究したのだと思う。
6000K近い照明なんて元で夜を過ごしたら、眠れなくなりますよ(笑)

頭が昼間だと勘違いしますからね。

一番重視しなければいけないのがRa、演出評価値。
その次が値段(LED歯科用照明灯)

歯科医院にもなると、大量の照明器具が必要になります。
なので値段も大切。

内装や改装をする際は、こういう所にも気を付けてデザインをしないとダメなのです。