単価と台数

整備売上は、入庫台数と整備単価で決まる。当たり前のことだ。
これを、見方を変えると入庫台数は、入庫促進活動や販売促進活動になる。
整備単価は、商品価値になる。

したがって、整備売上は入庫促進活動の密度と商品価値によって決まることになる。
ところが、多くの整備工場では、経営目標を設定する場合に、売上目標と入庫台数目標の
二つしか決めないホンダHDS

売上目標は、入庫台数目標と単価目標によるのだから、両方の目標を設定する必要がある。
それを入庫台数目標しか設定しないと、目標未達の時に入庫促進活動しか対策の手が入らないことになる。
単価目標があれば、その達成度から対策も色々と考えられる。

 

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例えば、1万円の整備単価目標、200台の入庫台数目標で200万円の売上目標を設定した。
実績を集計したら、売上高135万円となり、台数は150台、単価は9千円となった。

この時の、台数と単価のマイナス影響度を計算してみると、
単価の影響度はマイナス17.5万円、台数の影響度はマイナス47.5万円となる。

上記の例では、台数の方が大きい金額になっているので、未達の影響度が大きいことが分かる。
これも台数だけではなく、単価の目標を設定したことによって、明確になるのだ。

単価なんて実績から計算すれば掴めるよ、と言われる方もいるが、それでは対策が出てこないDigiprog3 V4.94
目標に対して1千円のマイナスを追及することが対策になる。

それが、結果として9千円と計算できても、それがいいのかどうかを判断する基準がない。
基準は、目標にある。だから、台数だけではなく、単価についても目標を設定しなければ
ならないのだ。

したがって、台数と単価は一対のものであって、この両者は切っても切れない繋がりなのだ。

 

 

 

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